六花の勇者
アニメ六花の勇者が終わったので感想

覚えてる人もいないだろうが、実は3年ほど前にこの日記で原作の感想を書いたことがある。
http://60272.diarynote.jp/201205230137067820/
簡単にまとめるとフォフォフォさんが「幼女がゲロ吐いてた」と六花の勇者を俺に薦めてくれて1巻読んだら普通に面白かったという流れでごんす。

で、アニメ化に関して期待していたことが3つある。

1つめは素直にこの作品を応援したい気持ちで、アニメから入った人がネタバレをされずに楽しめますように。これは難しかったかもしれない。
2つめはチャモのゲロ召喚シーン。これはゲロ召喚までは良かったが召喚された従魔が弱過ぎたのでイーブン。
3つめはチャモがいたぶられるシーン。これは2期に期待か。
4つめはモーラおばさんの無能祭りをネットのみんなとしたかった。これも祭囃子の音が聞こえてきたぐらいで本格的に楽しめるのは2期以降か。

あれ、こうしてみると期待外れだったみたいな感じだな。そんなことはないんだけど。
面白かったからこそ2期をやってほしいと思います。

雑感。

まさか原作1巻の内容に1クール使うとは思わなかったけど、丁寧さは感じてもグダグダ感はそれほどなかったので良かった。制作側も悩んだろうけど、1巻で「7人目は誰か?」というこの作品のフォーマットは完成していて2巻以降はそれの繰り返しだから「1クールでどう見せるか」で1巻だけを切り取ったのは英断だったと思う。
話それるけどこういう原作モノがアニメ化した時の構成について考えさせられるたびハルヒで時系列シャッフルしてアニメ最終話に原作1巻ラストを持ってくることを考えた人は凄いと思ってしまう。

元が小説だと視覚化、聴覚化された時に違和感覚えることが多いけどこの作品に関しては原作よりもむしろフィットしてる感があった。というのも原作は言動が幼過ぎるチャモが14歳だったり最強戦士のゴルドフが16歳だったり無能おばさんが本当におばさんで経産婦だったり読んでる時に受けるキャラの印象と実年齢が剥離しすぎているので戸惑うことがあった。アニメでは見た目と声を実年齢に近づけてる感があったのでそこは良かった。主人公のアドレットも原作だと「史上最強」のフレーズがしつこい感があったけどアニメのアドレットのキャラだとそれほど厭には感じず上手く飲み込めた。
ただロロニアはブスにしすぎだと思う。

個人的に最も重要な要素である声優に関しては一人ひとり見ていくぞ。
アドレット:まあ良かった
フレミー:人によって一番イメージが違うキャラの気がするけど、いいんじゃない
ハンス:なんとなく鈴村がやりそうとは思っていた
ゴルドフ・モーラ:小説のイメージとは違ったけど前述したとおり実年齢に近づけた感がある。この2人は2期以降どういう演技をするかが気になる
チャモ:イメージ的には久野ちゃんとかの方が近かったけど14歳だから加隈さんでまあいいか
ナッシェタニア:良かったとは思うんだけど……CV日笠ってそれだけで怪しすぎじゃない?

アニメ化で一番良かったのは前半(と最終回)のOP。
サビ前の7人が次々と切り替わるカットで、ナッシェタニアが従者達の間を歩くカットに違和感を覚える人もいたらしいが個人的にはそこが凄く良かった。
他の6人はみな一人でいる、悩みや孤独を抱えている。ナッシェタニアだけは多くの人に囲まれ、何も考えていないような顔をしている。
そんな中でナッシェタニアは本当は何を考えていたのか。周りの人たちをどう思っていたのか。真相を知った後に見方が変わる、素晴らしいOPだと思う。

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どうでもいいことだけど
当時「フォフォフォさんの好きなキャラ誰ですか?ナッシェタニアですよね?」って確信を持って聞いたら「フレミー」って返ってきたんだよ。
でも最近twitterで「好きなキャラはナッシェタニア」って言ってたんだよ。
あれは何だったのか。当てられて恥ずかしかったから誤魔化したのか、自分の好きなキャラを偽るフォフォフォさんなりの六花の勇者ごっこだったのか、巻を読み進める内に変わったのか。ただテキトーだったのか。
真実は2期で明かされるかもしれない。

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