入り口の時点で不審人物のような扱い

夏休みを満喫しているお子様達に紛れて劇場版NARUTO見てきました。

劇場版NARUTOのスタッフって豪華じゃないですか。今回の監督は都留稔幸だし。
なのでお子様だけでなくオタも10人や20人ぐらいはいるだろうと思って行ったのですが
見事に自分一人でした。

というか、そもそも映画館に来ていた人数が30人ぐらいでした。
夕方だったとは言え、初日でコレはさすがにヤバい気がする。
全国的にはどうなのか解らないけど下手したらアギトレベル……はないか。
しかし、渋谷ではラッピングカーも走っていたというのに。

で、感想。

話はイマイチ。特に序盤がダルイ。
ナルトが眼鏡少年に向かって「殴る価値もねぇクズが。布団被って寝てろ。」
みたいな台詞言うのもエキセントリックすぎる。
ただ正直、作画と演出以外は期待していなかったんで、別に構いません。

で、肝心の作画はというと、一部のバトルは凄いです。スピード感は過去最高かな？
ただバトル以外だと演出が少しスベってる感じの所も。
一番の不満はラストのナルトvsイシダテがアッサリと終わってしまった事。
中盤の九尾化ナルトがコンゴウ達を弾き飛ばすシーンや
リーvsコンゴウは中々の迫力だっただけに尚更。
そこだけでもしっかりシメてくれれば文句無しだったんですが。

松本憲生好きの自分にとっては、NARUTO以上にバトルアクションを期待できる映画は
あんまりないので、もうちょっと頑張ってくれても良かった。

----------
帰りにPSP用のゲームを買おうとビックカメラ寄って
いつのまにやらキングスフィールドが出ている事に気づく。
ぶっちゃけPSPでキングスって微妙だと思うけど信者なので買いました。
『KING’S FIELD ADDITIONAL ?』ってタイトルなんで?も出すつもりなんでしょうけど
?が全然売れなくて?が出ないとかありそうで怖い。

あともう一本『ジュエルサモナー』とケーブル買ったら
支払いが10000円丁度でちょっと幸せな気分になりました。財布は軽くなりましたが。

----------
今夏見たアニメ映画の総評でもしてみる。
★五つを最高、☆を0.5として評価すると

・ブレイブストーリー
満足度　★★★　オススメ度　★★★☆

挑戦者である事を忘れた無難なアニメーション、そして（ネタバレになるのでボカしますが）作品の持つメッセージを貫く事ができずに改変した結末。
端的に評すならば『勇気を持った少年ワタルと勇気を忘れたGONZOスタッフの物語』
構成もイマイチなので強くオススメはしませんが、まぁ興味があるなら見てもいいかもしれません。無難なので。

時をかける少女
満足度　★★★☆　オススメ度　★★★★

個人的にはそんなに好きな作品ではありません。細田臭が鼻につきすぎて。
しかしながら今夏のアニメ映画としては、最もまとまっていて完成度の高い作品かと。
万人向けの作品だとは思いませんが、今夏のアニメ映画から一つ薦めるならば、私はコレを薦めます。

ゲド戦記
満足度　★★☆　オススメ度　★★★

作画は腐ってもジブリ。しかし構成が酷く、人によっては「金返せ」レベルかと。
ただジブリアニメなので、話のネタとしては一番使えそうですね。
そういう意味ではオススメかもしれません。

NARUTO
満足度　★★★★　オススメ度　★★★

アクションシーンは今夏のアニメの中では一番。ただ、割とそれだけです。
前作よりは原作の色が出ていますが、だからと言って原作好きにオススメするほどでもなく。
個人的には好きですが。

こんな感じかなぁ。
何を見ようか迷ってるって人は、時をかける少女かブレイブストーリーがいいんじゃないすかね。アクションを見たいならNARUTO、話のネタにしたいならゲド戦記で。

そういえばアニメじゃないけど、カブトももう公開してますね。
来週見に行こう。