それはガチレス。
まぁこういう事ができるのも今だけかもしれませんしね。

以下AIRのネタバレ含む。

>フォフォフォ氏
アーク2はグッドエンドですよ?
だって「世界を救う話」で世界を救ったじゃないですか。
でもAIRは違いますよ。「女の子を救う話」で女の子を救えなかったんですから。

まぁ正直、ここは私にとって相当ガチな所なんで10倍ガチレス拳しますよ。

作品の終わり方を「グッドエンド」、「バッドエンド」なんて端的に表したりしますが、
要は納得できればいいんですよ。
意外性も整合性も無いグッドエンドなんて見たくないし、
綺麗にまとまっているならバッドエンドでも構わない。
そして、それはエンディングだけじゃなくて、全体通してのストーリーが重要。

AIRは最初に女の子と出会うワケですね。
神尾観鈴。主人公が探していた少女。救うべき存在。
まぁギャルゲーですから「メインヒロイン」と言っても差し支えないでしょう。
そして救うべき存在はもう一人いるワケですね。
神奈。空にいる少女。観鈴と同じ魂の存在。

ここで重要なのは、「観鈴と神奈は同じ存在」と捉えるか、
「観鈴は器として、神奈は魂としての存在」として捉えるか、ですか。
前者として捉えれば、もしかしたらグッドエンドかもしれませんね。
神奈は救えますから。(最終的に提示されるのは、あくまで可能性だと思いますが)
でも私は後者として捉えました。あくまで観鈴は観鈴として。
だから納得できませんでした。救うべき存在の片方を救えなかったから。

AIRが嫌いな点はそこですね。
無理してでも観鈴を生き返らせろ、とは言いません。KANONみたいになっちゃうし。
ただ、あまりにも普通に観鈴が死んでしまったのが気に入らない。
エンディングに納得いかないんじゃなくて、
ああいうエンディングしか提示できなかったストーリーに納得がいかないって事。

結論。
住人も晴子も観鈴を幸せにしようと努力した。諦めなかった。
でも、脚本の麻枝は諦めたろ?
できないなら最初から描かないで下さいよ、とも思ったりする。
まぁ製作側が描きたかった事は、観鈴ちんの生き死にではなかったんでしょうが・・・
それにしても・・・

ギャルゲー的手法も原因の一つかな。
やはり、ああいう描き方では、観鈴ちんに幸せになって欲しいと願うだろうよ。
主人公の途中退場もギャルゲーとしては駄目だよね。
「やっぱりAIRはギャルゲーじゃありませんよ」なんて言ったら
やってない人には鍵オタキモイって思われるだろうけど実際そうなんだから仕方ない。
いい意味で「ギャルゲーじゃありませんよ」じゃなくて
悪い意味で「ギャルゲーじゃありませんよ」だし。

KEY作品は絵もシナリオも、同人レベルと言われかねない作品だと思っています。
あまりにもアゴが尖りすぎている。
それを商業レベルに仕立て上げているのは音楽ですかね。これは一流だと思う。
だから「音楽がいいんですよ!」って人がいる。鍵厨必死だなって言わないであげて。

>なんつーか人死にがでてもその人物が目的を持って行動したり、
>その人物らしい行動をしての結果なら問題ない、みたいな感じで。
そう、それこそが人間賛歌ですね。
もう何度例に挙げているか解りませんが、私の大好きな漫画、
ジョジョにおける最大のテーマ。そして私の最も好きなテーマ。
一番大切なのは過程で、それこそが真実への道となる。
だから結果だけを求める第五部のボスのスタンドは
永遠に「レクイエム」の真実に辿り付けない。

でもやっぱり結果も重要なんですよね。
ジョジョだって最終的にはラスボスをしっかり倒してますし。
努力した結果が報われなかったら虚しいじゃないですか。
そういう切り口の作品もあるでしょうけど、難しいですよ。
だからAIRは、誰もが納得する事は無い「問題作」になってしまった。

まぁそんな感じ。

ああ、今日は大学に成績取りに行かないといけないんだった。
ちゃんと単位取れてたら、したり顔で「大学の単位の取り方」でも書きます。
単位がぷぎゅるな事になってたら、ぷぎゅるレビューでもします。

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