普段の私は100%中の20%程度のガチだと解って貰えると思う。
今の私は80%を越えている。

>クソムシ
真司ほど人間味に溢れた主人公もいないと思うんだけどなぁ。
「ライダーの戦いを止める」という感じに考えが変化して手始めに浅倉を説得
「あいつも話せば分かってくれる」みたいなこと言っといて失敗
そしたら次の話でいきなり「浅倉はもういい」
これって25-6話の流れを言ってるんだろうけど、
まず第一として真司が「説得して」「失敗して」「諦めた」んじゃなく、
「浅倉も弟と再会する事で変われる」と思ったのに「浅倉が弟を殺す」事で落胆するが、
人が変われば運命も変わると諦めきれず「今度は北岡を説得しに行く」って話だろう。
真司を非難するのは筋違いだと思う。

で、mario氏が示してくれた通り、龍騎は新ライダーの登場に伴い話が二転三転。
その中で真司は考えて、行動してきた。
それを「主人公フラフラしすぎ」と捉えてしまったのかもしれない。
でもそうじゃなくて、真司は視聴者寄りの主人公なんだよね。
「戦うしかないんだ」という信念を持つライダーバトルの主人公蓮、
そして設定部の主人公神崎兄妹がいて成立する。だからこそ話が上手いと思うし。

対して555の巧。
巧も「夢はステキっぽいから守る」「鶴はオルフェノクだけどいい奴だから守る」
「草加だって多分悪いヤツじゃないから守る」みたいに結構行き当たりばったり。
中盤以降は「自分もオルフェノク」と意識しだすけど、元から人間寄りでもなかったし。
ただ真司と違って言葉が少ないから考えが解りにくい。
でも最後まで信念が定まらないのは両者変わらない。
だから最終回で「俺の夢は・・・」で終わらせたんだと思うし。

555でマズイのは構成の下手さか。
公式サイトを見返しても、中盤を思い出せないほどグダグダで進展がない。
殴り飛ばして、飛ばされて、ベルトが吹っ飛んでるだけで半年ぐらいやってた印象。
ストーリーのアクセントは暴れん坊カイザ頼りだし、
そのカイザはDQNで井上節爆発だから視聴者的には「なんだそりゃ」感が。
消化する時間はあったのに、三原の「15分で戦うって決めました」のような適当さも。
こういう盛り上げ方も本当に下手。
そもそもデルタを生かしきれてないよな。デモンズ・イデアの設定も微妙だし・・・

あと誤解して欲しくないのは、私は555も結構好きだという事。
アクセル・クリムゾンスマッシュは平成ライダー屈指の必殺技だと思うし。
あと「雅人、散華」の草加は本当にいい。
3人の強敵と戦えるワケない、変身したって体は朽ちてしまう、逃げろよって状況で
変身ポーズを取る草加は「戦うしかない」最近のセカンドライダーらしくて泣けた。
クズな生き方、無様な死に方も含めて、本当に「らしい」キャラだと思う。

一つ一つ見ていくと「555と龍騎って描こうとしてるものが違うと思うんですよ」
これには賛成しかねるな。アプローチが違うってだけで、凄い似てると思う。
大きな流れがあって、それに立ち向かう主人公って図式と二人の結論も。
ただ、「個人の好き嫌い」ってのは当然あるとして、皆それに頼りすぎじゃないか。
龍騎と555をストーリーだけで比べれば、その範疇を越えている。完成度が段違い。

しいて言うなら龍騎はライダーっぽくないよね。
だから「龍騎はライダーじゃない!」とか「特撮に重要なのは戦闘であり555最高!」
そういう信念があるなら555マンセーでもいいよ。
でもストーリーの上手さで比べたら555が上はやっぱりありえない。

ふと思ったが剣派っているんだろうか。いたら是非話を聞いてみたい。
純粋にそう思うよ。

とりあえずアニメ討論と交えて飲むか。言い負かされたら奢ってやる。

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